シュレッダーの修理

弊社での作業についてや出来事について思った事、感じた事を不定期に書いて行きます。長文を書くと続かなくなるので短文でしかも文章力のなさ、また誤字脱字が有った場合もお許し下さい。

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投稿者：社長　｜　カテゴリー：スタッフブログ, 技術, 改善　　2016/10/08

長年愛用している弊社のシュレッダー。
２００５年製で、ところどころ割れてたり、結構傷んでますが、大事に使っておりました。

　

ところが先日、「バキッ」という音とともに、壊れました。
電源は入って動いているものの、片方の歯が回転しません。
おそらく、中のギアかなにかが壊れたか？と思い分解してみました。

　

やはり、小さな歯車の歯が欠けてしまってます。

　

部品を注文しようと、メーカーさんに電話しましたが、部品での供給はしていないとのこと。
まして、２００５年製なので、すでに廃番だそうです。

仕方なく、買い替えようとカタログを見ていたのですが、ふと歯車以外は使えるはずなので、なんとか歯車を簡単につくれないか？と考えました。

部長と相談し、切削ではなく、板金でつくってみようということになり早速採寸。

ＣＡＤで、図面を作成しますが、ＣＡＤに歯車のプログラムが入っていますので、
外形や歯数を入力すると、歯車の図面ができました。

　　

まずは、板金で歯車形状をカットして、重ねてみると、寸法ばっちりです。

必要な厚みになるように、何枚か重ねて溶接し、見事歯車が完成しました。

　　

　

早速取り付けてみると、これまた寸法ばっちりです。

　

元通りに組み立てて、電源を入れてみると、見事動き出しました。

部品の製作費を考えると、買った方が安いかもしれませんが、「板金でこんなことができる」という、例として、トライしてみました。
すでに廃番になっているが、どうしてもほしい部品がある場合など、このような技術で製作できるかもしれません。

このシュレッダー、せっかく復活したので、今後も大事に使っていきたいと思います。