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さまざまな視点から見た板金加工

板金加工業とは?

そもそも板金加工業とは、金属の板を切ったり曲げたりして製品にする仕事です。全国に、板金屋と呼ばれる加工会社は無数にありますが、製作している製品の内容は、それぞれ違っています。レーザー加工機をはじめとする工作機械は、1個~数万個まで製作が可能ですので、保有設備を見ただけでは、その会社がどんな商品を製作しているのか判断は難しいでしょう。
  • ・厚み0.05mmという極薄な微細部品から、それこそ数十ミリという、例えば船舶関係のお仕事。
  • ・自動車部品のような3次元立体形状が得意な会社と、家電製品のように複雑な曲げ加工が得意な会社。
  • ・たった1個を手作業で製作するのが得意な会社と、全自動の生産ラインを用いて大量のリピート品製作を得意とする会社。
いろいろなジャンルの会社がありますが、そのどれもが板金加工業なのです。

更に、板金加工の先には、金型を製作して、もっと大量に生産するプレス加工があります。
社内に板金加工の設備とプレスの設備を所有する会社もあるでしょう。
そういう会社は、試作から量産までの対応が可能ということになります。

同じように見える板金加工ですが、数量、大きさ、形状、納期など、それぞれの会社の特色は多岐に渡ります。

展示会などへ行きますと、多数の板金加工会社が出展しておりますが、実は各社得意な加工ジャンル、対応数量、納期の認識なども違っている為、お客様が図面を持参しても、加工ジャンルが合致していなければ、残念ながらミスマッチが起こります。

板金加工の種類
項目 試作板金 量産板金 プレス
概要 1個からの製作が可能で、製作方法にはこだわらず、希望納期内に、お客様の設計した形状に完成させることを大前提としている。 基本的には、試作板金と同じ設備だが、ハイスピードで高性能な機械を所有しており、材料の自動供給装置などを連結し、24時間体制をとるなど、少量~中量の量産に対応できる。 金型の製作にコストと時間がかかるが、完成すると大量生産が可能。また、プレスによる生産スピードとコストは、板金加工とは全く違う。早くて、安い。
デメリット 各工程が単発手作業な為、時間がかかる。数量に対する効率化がはかれない為、大量生産には不向きである。複雑な形状部分においては、費用を考慮し溶接などでの対応となる場合も。 設備投資が高額であり、それなりの生産数を確保する必要がある為、少量であると段取り替えの工数がかかり採算が取れない。絞り加工など、複雑な形状が含まれていると、生産性が悪く対応できない場合もある。 設計変更などが発生すると、金型を改造する必要があり、時間とコストがかかる。少量だと金型費の採算が取れない。あまり大きな商品は金型費も嵩み、対応不可能な場合がある。
数量 1個~ 1,000個~/月
継続が必要
1,000個位~/月
継続が必須
金型 不要 基本的には不要 必要
納期 スピード重視 計画的なスピード 定期的な計画的なスピード
価格 金型費は不要だが、手作業な為、加工費は他に比べ割高になる。 基本的に金型費は不要。年間のリピート生産数を考慮し、加工費は試作板金に比べると安い。 初回に金型費が必要だが、数量が大量であっても加工費は安い。
リピート性 そもそも一回きりの製作を前提としているので、何度もリピートするような製作方法をとっていない場合も多い。しかし、その反面、毎回発注時に形状変更をすることも可能である。まとまった数を発注する必要もない。 製作方法は試作板金と同じだが、リピート生産があることを前提としている。全体的な生産量を確保し、機械をフル稼働する必要がある。単発試作であっても、数量が多い場合には、双方メリットが期待できる。 高額な金型を製作する以上、ある程度以上の数量でのリピート生産が前提になる。生産スピードが速いので、計画的に在庫を製造しておくことが可能。年単位などでの製作が確実な場合は、メリットが期待できる。


試作板金の特徴

では、同じ板金加工でも、「試作板金」というジャンルはどのような特長があるのでしょう?
当社の業務である「試作板金」とは、その名のとおり、試作に特化した板金加工を指します。
最も大きな特徴は「少量に対応できて、短納期である」ということになります。

試作板金の特徴



試作板金のジャンル

では、試作板金加工について、さまざまな視点から、ジャンルを考えてみましょう。
各加工会社の技術を選別する方法は、いくつもありますが、主な判断基準は下記のようなものです。

各加工会社の技術選別方法判断基準
基準 詳細
加工ジャンルで選ぶ試作板金 薄板が得意、厚物が得意、少量が得意、量産が得意など、同じ板金加工でもさまざまなジャンルが存在します。
精度で選ぶ試作板金 寸法公差の認識は各会社によって違います。ミスマッチはさまざまな弊害をもたらします。
2次加工も含めて選ぶ試作板金 板金加工に付随する、塗装やめっき、焼入れなど、さまざまな2次加工を必要とします。それらを同時に手配が可能か。
納期で選ぶ試作板金 納期の認識は各会社よって違いがあります。お互いの認識が合致していないと取引の継続は難しいでしょう。
材料で選ぶ試作板金 材料の品揃えは、試作には不可欠であり、まず材料が素早く入手できてこそ、短納期のものづくりが可能となります。
設備で選ぶ試作板金 高性能な工作機械が存在する現在では、最新の工作機械を所有していることが、そのまま高品質に結びつきます。


上記の中で、精度の観点による分類は、重要になります。

100mm以内の精密部品を製作している会社の寸法公差認識は、±0.05mmとなるでしょうし、1m、2mというような大きな商品を製作している会社ですと、±1mm単位での寸法公差認識になっています。

ですので、ここでも、ご案件に沿った会社に発注しないとミスマッチが発生します。

1mmくらいの誤差は大丈夫な商品なのに、0.05mmを管理している会社に発注すると、当然相場価格が合致しませんし、逆に寸法公差の厳しい商品を、±1mmくらいの寸法公差認識の会社に発注しても、公差内で製作することができません。

このように、各加工会社によって、得意な商品は違います。案件のジャンルに合致した企業同士でプロジェクトを進めないと取引は継続しません。

ジャンルを理解し、案件に沿った会社に発注されることが、納期や価格の価値が合致し、スムースなプロジェクト進行の近道となります。



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